近年、新たなダムの建設抑制を初めとする公共工事見直しが議論される中、既存ストックの活用が重視されてきており、中でも既存ダムを活用することが重要な課題となっている。一方、河川を媒体として、水源から海岸までの土砂供給のバランスを図ることも、環境保全上の課題として重視されるようになってきております。
このため、新規あるいは既存のダム・湖沼に関して水源地からの土砂流入の抑制、堆砂の軽減・除去、下流への土砂供給が求められており、そのための技術開発の必要性が高まってきています。
こうした情勢から、本研究会では、ダム・湖沼及びその水源地における土砂対策技術の向上を図るとともに、流域一貫の土砂管理に資することを目的として、土砂対策の関連技術を持つ企業が共同で技術研究を実施し、ダム・湖沼及びその水源地における土砂問題に取り組んでおります。本研究会では、下記に掲げる活動方針を掲げ、積極的にダム堆砂に関する研究と対策で広く社会に貢献するため、会員各社で協力して活動を推進してまいります。
- ダム堆砂の除去に関する研究と対策で、社会に貢献する。
- ダム堆砂対策に関する技術のPRを行い、広くダム堆砂の問題を社会に問う。
- 会員相互の融和と協力で、広くダム堆砂の問題に対し社会貢献を行う。
- 公共団体からの受託業務を行う。